広報経験ゼロの元飲食店店長が取材獲得率80%の「手書きプレスリリース職人」になったワケ

はじめまして、直林です。

よく「どうやったらそんなに取材獲得できるんですか?」「直林さんは元々何をやっていたんですか?」ということを聞かれるので、こちらの記事では

飲食店のオーナーだった僕が広報の経験値ゼロ状態からプレスリリースを書き始めて、ついには年間相談件数100件、取材獲得率80%以上を達成できるようになった経緯

について話していこうと思います。

飲食店の経営で集客に悩む

もともと僕は、飲食店の経営をしていました。

キッチンシェフ時代の私

立地もそこそこ、料理にも自信がありましたが、オープンしてもなかなかお客さんは来ませんでした。

飲食店を経営している方だとおわかりですよね。
…本当に集客って難しい。

食べてもらったら絶対美味しいのに、お客さまは思うように来ない。
家賃も払わないといけないのに…と焦る毎日を過ごしていました。

チラシを配っても、SNSを更新しても、何も変わらない。

「こんなに頑張ってるのに、なんで伝わらないんやろう…」

そう思っていたとき、ふと「テレビに出られたら変わるんじゃないか」と思ったんです。
でも、テレビに出る方法なんてわからない。そこで、ゼロからPRの勉強を始めることにしました。

プレスリリースを出稿するも取材獲得ならず

それから夢中でプレスリリースの書き方を調べて、ようやく1本のプレスリリースができあがりました。

「これでお店は繁盛するぞ!!」

意気揚々とプレスリリースを出稿!
取材の電話がかかってくるのでは?とドキドキしながらスマホを片時も離さずに眺めるも…

「あ、・・・あれ?」

そうです。あれだけ時間をかけて苦労して書いたプレスリリースなのに

なぜか電話どころかメールもナシ。

WEBニュースや地元のタウン誌ですら取材獲得にはならなかったのです。

その時は悔しくて「なんで?」という思いと

「取材獲得するまでは諦めないぞ!」とむしろやる気に火がつきました。

そこからは何本もプレスリリースを書き直して、記者に電話しては断られて…。
そんなことが続いていましたが、ある日・・・。

「〇〇テレビです。」という一通のメール

なんと!テレビ局からの取材依頼だったのです。

「やった~!ついに自分の店もテレビに出るぞ~!」

始めての取材獲得。思わず一人でガッツポーズ。
めちゃくちゃ嬉しかったです。

連絡が来た時はまさにこんな感じでした。

ようやく決まった取材!その効果に驚く

テレビの取材が決まり、テレビが放送された翌日。

ドキドキしながら取材を受けている所

目の前には驚きの光景が…。

(自分の店の前に行列ができている!!)

テレビに出演して行列ができる
これはイメージ画像です。

さらに電話でも問い合わせもたくさんあって「テレビを見て来ました」と言ってくれるお客様が何人もいたんです。

あれだけ一所懸命にチラシを配ってもダメだったのにテレビの放送でこんなにも変わるのか!

その時「ああ、PRって知ってもらう力なんやな」と心から思いました。

PRの威力を目の当たりにした瞬間でした。

それからもいくつかの番組に取り上げていただき、
いつの間にか周りの経営者仲間から「どうやってテレビに出たの?」「うちもお願いしたい」と声をかけられるようになりました。

そこから、本格的にPRの仕事を始めるようになったのです。

当時経営していた唐揚げ店が取材されました。

取材獲得の壁は高い…

僕が実際に取材されたのを知ると、色んな方から自社のPRも手伝って欲しいという依頼がきました。

もちろん二つ返事でお手伝いをし、そこからは順調に取材獲得もしていきました。

ですが…「この案件はもっと取材されてもいいネタなのに。」と思うことが増えてきました。

テレビや新聞に十分取り上げられるようなネタに仕込んで、自信もあったのに、なぜか取材依頼が少ない。ということがあったのです。

もっと取材獲得できる方法が何かあるはずだ…そう思った僕はコツコツとプレスリリースを研究。

日々、ブラッシュアップしながら書き続けました。

そしてとうとう、ある方法に出会ったのです。

PRの仕事のことで、テレビ出演しました。

高確率で取材獲得できるようになった方法とは?

実際、このやり方に変えてから、これまでよりもはるかに高確率でプレスリリースを見てもらえて、取材の電話がくるようになりました。

「これはいける!」

そう確信した私は、この方法を取り入れてどんどん取材獲得をしていき、ついに取材獲得率80%以上を達成できたのです!!

PRのお手伝いさせていただいた建築会社社長

ここまで読んでくださった方はお察しだと思いますが、その方法とは

そうです。「手書きでプレスリリースを書くこと」です。

これが手書きプレスリリースです!

もちろん、ただ手書きにすればいいわけではありません。
手書きだからこそ伝わる「温度感」や「構成」に、ちょっとしたコツがあるんです。

それがなければ、やはり結果にはつながりません。

PRへの思い

PRのお手伝いさせていただいたグランピング会社社長

「どうすれば取材が来るか?」
「どんな仕掛けが効くのか?」

クライアントの状況をよく理解し、リサーチをして、脳に汗をかきながらひたすら戦略を考える。

そうして「これだ!」と思える方向性を見つけ、全力でプレスリリースを書く。

そこから得た取材獲得は何ものにも代えがたい達成感があります。

そしてクライアントからの喜びの声。

PRのお手伝いさせていただいたポールダンスバーのオーナー

「PRやってて良かった~~~!!最高!」

と思う瞬間です。

「なんでPRやってるの?」と聞かれたら

やっぱり「戦略を考えてプレスリリースを書くのが大好きだから。」なんです。

僕がやっているのは、いわゆる“広報”というよりも、
「誰かの想いや努力を、社会に届ける言葉にすること」です。

広告みたいに派手ではないし、一瞬で結果が出るものでもありません。
でも、きちんと取材されるための理由をつくり、丁寧に伝えれば、
テレビや新聞、Yahoo!ニュースにだって、情報は届きます。

そうやって伝えてたくさんの人に知ってもらえるお手伝いができるのが僕の喜びです。

PRのお手伝いさせていただいたプライベートサウナ会社社長

「本気でやってるのに、全然知られてない」
「いいサービスなのに、伝え方がわからない」

そんな人たちの力になりたくて、今も手書きでプレスリリースを書き続けています。