掲載実績と受賞実績の使い分け術|PR効果を最大化する活用チェックリスト

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掲載実績と受賞実績を「なんとなく」並べていませんか?

「メディアに掲載された実績も、業界団体から受けた受賞実績も、とりあえずWebサイトのトップに並べておけば信頼されるだろう」と考えてはいないでしょうか。実は、広報の実務において掲載実績と受賞実績の使い分けを明確にしないまま発信を続けることは、非常にもったいない状態です。なぜなら、読み手がその実績から受け取る印象や、その後の行動(問い合わせや購入)に至る心理プロセスが全く異なるからです。

結論からお伝えすると、掲載実績は「話題性とストーリー(今、知るべき理由)」を補強し、受賞実績は「品質の担保と権威性(選ぶべき根拠)」を証明するものです。この役割の違いを理解し、ターゲットの検討フェーズに合わせて使い分けることで、PRの効果は劇的に高まります。株式会社CA CAMPANYでは、受注案件の取材獲得率80%以上という実績を背景に、単なる露出に留まらない「成果につながる実績活用」を提唱しています。本記事では、実務者がすぐに活用できるチェックリスト形式で、その戦略的な使い分け手法を解説します。

掲載実績と受賞実績の根本的な役割の違い

まず、実務者が押さえておくべき基本原則は、それぞれの実績が「誰に対して、どのような感情を抱かせるか」という視点です。ここを混同すると、せっかくの実績も「自慢話」で終わってしまいます。

掲載実績:社会的な関心事であることの証明

テレビや新聞、Webメディアなどの掲載実績は、「第三者であるメディアが価値を認めて報じた」という客観的な事実を示します。これは読者に対し、「今、この企業(商品)は世の中から注目されている」「社会的に意義がある活動をしている」という印象を与えます。特に地方の中小企業がNHKや日経新聞に掲載された場合、そのインパクトは絶大で、「怪しい会社ではない」という信用を瞬時に構築できます。

受賞実績:専門家による品質の裏付け

一方で、アワードやコンテストでの受賞実績は、「特定の基準に基づき、専門家が評価した」という品質の証明です。これは検討段階にある顧客に対し、「数ある選択肢の中で、これが最も優れている」という確信を与えます。掲載実績が「点」の話題性を作るのに対し、受賞実績は「線」の信頼性を強固にする役割を担います。

【実務者必見】掲載実績の活用チェックリスト

掲載実績を営業資料やWebサイトで活用する際、以下の項目が満たされているか確認してください。ただロゴを並べるだけでは不十分です。

  • 「いつ、どこで、どのように」報じられたか明記されているか: 媒体名だけでなく、放送日や記事のタイトル、可能であれば「どのような文脈で紹介されたか」を添えます。
  • メディアのロゴ使用許可を得ているか: 著作権やガイドラインに抵触しないよう、適切な手続きを踏んでいることがプロの実務です。
  • 掲載された「理由」を言語化しているか: 「〇〇の課題を解決する画期的な取り組みとして紹介されました」といった一言が、信頼を倍増させます。
  • ターゲットが普段見ている媒体を優先しているか: 全国紙の実績も重要ですが、ターゲットが地方自治体なら地方紙、エンジニアなら専門誌の実績を強調します。
  • 最新の実績が常に更新されているか: 3年前の実績しかない状態は、逆に「今は勢いがないのか?」という不安を与えます。

【実務者必見】受賞実績の活用チェックリスト

受賞実績は、その「格」を正しく伝えることが重要です。以下のポイントをチェックしましょう。

  • 主催団体の信頼性を補足しているか: 業界外の人には凄さが伝わりにくいアワードも多いため、「国内最大級の」「〇〇省が後援する」といった修飾語を添えます。
  • 審査基準や倍率を数字で示しているか: 「応募総数1,000社の中から選出」といった数値は、客観的な凄さを伝えます。
  • 受賞した「部門」や「理由」が具体的か: 「デザイン部門」「顧客満足度」など、自社の強みと直結する部分を強調します。
  • 権威性を示すバッジやロゴを有効活用しているか: 視覚的に「選ばれている」ことを一瞬で分からせる工夫が必要です。
  • 有効期限が切れていないか: 期間限定の認定や賞の場合、古い情報を掲載し続けることは信頼低下を招きます。

戦略的な使い分け:フェーズ別の優先順位

実務においては、顧客やメディア関係者の心理フェーズに合わせて、どちらを前面に出すかを選択します。CACOMPANYでは、この設計を「取材をデザインする」工程の一部と考えています。

1. 認知拡大・新規開拓フェーズ(掲載実績を優先)

まだ自社を知らない層に対しては、掲載実績が有効です。「テレビで見たことがある」「新聞に載っていた会社だ」というフックは、心理的ハードルを下げ、話を聞いてもらうための扉を開きます。営業の第一声で「先日、〇〇新聞で特集されまして」と切り出すのは、再現性の高いPR手法です。

2. 比較検討・クロージングフェーズ(受賞実績を優先)

「良さそうだけど、他社と何が違うのか?」と悩んでいる顧客には、受賞実績をぶつけます。専門家のお墨付きがあることは、決裁者が社内で説明する際の強力な武器になります。BtoB取引や高単価商品の販売において、受賞実績は「失敗したくない」という顧客の不安を払拭する最強のツールとなります。

よくある誤解:実績があれば取材は来るのか?

ここで多くの経営者が陥る罠が、「実績さえ並べれば、次の取材が勝手に舞い込んでくる」という思い込みです。現実はそう甘くありません。年間200社以上のPR相談を受ける中で私たちが目にするのは、「過去の実績に胡坐をかき、新しいストーリー作りを怠っている」ケースです。

取材は偶然ではなく、設計できるものです。過去の掲載実績は「過去の栄光」ではなく、「この企業は社会的な関心に応えるネタを持っている」というメディアへの信頼の証として活用すべきです。CACOMPANYでは、過去の実績を分析し、それを踏まえた「次の切り口」を提案することで、取材獲得率80%以上という高い数字を維持しています。

メリットと注意点:実績活用の副作用を知る

実績をアピールすることには大きなメリットがありますが、扱い方を間違えると逆効果になる「注意点」も存在します。

メリット

  • 採用力の向上: 「メディアに出ている」「賞を取っている」事実は、求職者とその家族に安心感を与えます。
  • 社内モチベーションの向上: 自社の取り組みが公に認められることで、社員の誇りが醸成されます。
  • 資金調達や提携の円滑化: 金融機関やパートナー企業からの信用スコアが目に見えて上がります。

注意点

  • 「自慢」に見える表現: 主語が常に「弊社は」になると、読者は離れていきます。あくまで「社会や顧客にとっての価値」として実績を提示しましょう。
  • 実績のミスマッチ: 売りたい商品と全く関係のない受賞実績を強調しても、ターゲットには響きません。
  • 情報の陳腐化: 常に新しい実績を積み上げる「広報の自走化」が不可欠です。

代替案:実績がまだ少ない場合はどうするか?

「まだ掲載実績も受賞実績もない」という事業者の方も安心してください。実績は作るものです。まずは、以下のような「小さな実績」から積み上げる代替案があります。

  • 専門家との共同研究や推薦: 権威のある個人の声を実績として活用します。
  • クラウドファンディングの達成率: 「〇分で目標達成」といった事実は、立派な掲載実績の種になります。
  • 独自の調査データ(自主調査): 「業界初」「〇〇県内での利用率」など、自ら調査を行うことでニュースバリューを生み出します。

まとめ:実績を「資産」に変えるために

掲載実績と受賞実績の使い分けは、単なるテクニックではなく、顧客やメディアとの誠実なコミュニケーションそのものです。掲載実績で「社会との接点」を作り、受賞実績で「品質の約束」を果たす。このサイクルを回すことで、広告費に頼らずとも自然と認知が広がり、売上が上がる事業基盤が構築されます。

株式会社CA CAMPANYでは、取材可能性が低い案件については、安易に引き受けず、まずは「実績を作るための戦略」から共に考えます。露出で終わらせず、事業の成長に直結させる伴走支援が私たちの強みです。もし、あなたの会社に素晴らしい商品があるのに、実績の使い方が分からず埋もれているのなら、それは社会にとっても大きな損失かもしれません。

まずは、自社の現在地を客観的に把握することから始めましょう。再現性のあるPR手法を組織に定着させ、属人化しない広報体制を築く第一歩として、私たちの知見を活用してください。

実績活用を最大化するためのネクストステップ

  • 自社のWebサイトに掲載されている実績が「掲載」か「受賞」か分類してみる
  • それぞれの実績に「なぜ評価されたのか」の補足説明を追加する
  • 今後1年で、どちらの実績を優先的に獲得すべきか戦略を立てる
  • 60分の無料PR戦略診断を活用し、プロの視点で実績の「切り口」を再定義する

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第2章:成功するプレスリリースの全体像
第3章:広報1年生が知っておくべき「社会性」と「切り口」の作り方
第4章:具体例で学ぶプレスリリースの書き方
第5章:記者の目線を意識したリリースの工夫
第6章:プレスリリースをさらに魅力的にするテクニック
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この記事を書いた人

手書きプレスリリース職人として、テレビ・新聞・Yahoo!ニュース等のメディア取材獲得を支援。年間 200 件以上の PR 相談、取材獲得率 80% 超。経営者向け壁打ち戦略会議 (月額顧問) も提供。

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