社内報の受賞をPRに活かす!メディア取材を設計する具体的な手順


社内報の受賞は「社内のお祝い」で終わらせるにはもったいない最強の広報武器です
社内報のコンクールで賞を獲ることは、単に従業員のモチベーションを上げるだけではなく、テレビや新聞などの全国メディアから取材を獲得するための「最強の通行証」になります。意外に思われるかもしれませんが、メディア関係者は「社内報が評価されている会社」を、組織文化が優れた先進的な企業として常にマークしています。株式会社CA CAMPANYでは、これまで年間200社以上のPR相談を受けてきましたが、社内報の受賞実績を起点にNHKや日経新聞などの掲載へつなげた事例は少なくありません。
結論からお伝えすると、社内報の受賞をメディア露出につなげる鍵は、「受賞した事実」を語るのではなく「なぜ受賞するほどの取り組みが必要だったのか」という社会的背景をセットで発信することにあります。本記事では、実務者の皆様が社内報の受賞を最大限に活用し、企業の信頼性と認知度を飛躍的に高めるための具体的な手順を解説します。
なぜ「社内報の受賞」がメディアの関心を引くのか
メディアが取材先を探す際、最も重視するのは「その情報の信頼性」です。自社で「うちは良い会社です」と言うのは簡単ですが、公的なコンクールや第三者機関から「受賞」という形で評価されていることは、客観的なお墨付き(社会的証明)となります。特に近年、人的資本経営やエンゲージメント向上への関心が高まる中で、社内報はその企業の「組織力」を象徴するツールとして注目されています。

受賞を狙える社内報を作るための3つの設計ポイント
ただ漫然と発行しているだけでは、受賞も取材獲得も遠のきます。戦略的に評価される社内報には、共通の設計思想が存在します。
1. 独自性と社会性を掛け合わせた企画力
社内の出来事を単に報告するのではなく、社会的なトレンドと紐付けた企画を立てることが重要です。例えば、「男性育休の取得率向上」という社会課題に対し、社内でどのような葛藤があり、どう克服したかをドキュメンタリー形式で特集するような企画は、審査員からもメディアからも高く評価されます。
2. 経営課題の解決プロセスを可視化する
優れた社内報は、経営層の想いと現場の熱量を繋ぐ架け橋となっています。単なる「仲良しクラブ」の紹介ではなく、「離職率を○%下げるために、あえて耳の痛い意見を掲載した」といった、課題解決に向けた具体的なプロセスが誌面に現れているかどうかが、受賞の大きな分かれ目となります。
3. 読者(従業員)の行動変容を数値で示す
「面白かった」という感想だけでなく、「社内報をきっかけに部署間のコラボレーションが○件生まれた」「社内公募への応募が○倍になった」といった定量的な成果を記録しておきましょう。コンクールの応募書類にこれらの数値を盛り込むことで、企画の有効性が証明され、受賞確率が格段に高まります。

受賞実績をメディア露出へ転換する5ステップ
見事受賞を果たしたら、そこからが広報戦略の本番です。以下の手順で、外部への情報発信を設計しましょう。
ステップ1:受賞理由を徹底的に分析する
審査員がどのポイントを評価したのかを深掘りします。「デザインが優れている」のか「企画の切り口が斬新」なのか、あるいは「企業の姿勢が誠実」なのか。この「評価されたポイント」こそが、メディアが記事にしたい「ニュースの核心」になります。
ステップ2:社会的背景と紐付けたプレスリリースを作成する
「社内報アワードで金賞を受賞しました」というタイトルでは、メディアは動きません。「離職率に悩む地方の中小企業が、社内報を武器にエンゲージメントをV字回復。その独自の対話術が専門機関から高く評価」といったように、社会的な文脈を前に出したタイトルを設計します。
ステップ3:誌面の「裏側」にあるストーリーを言語化する
記者が求めているのは、完成された誌面そのものではなく、それを作る過程での苦労や、掲載後に起きた社内の劇的な変化です。CACOMPANYが提唱する「取材は設計できる」という考え方に基づき、記者が「現場を見に行きたい」と思えるようなエピソードを準備しておきます。
ステップ4:ターゲットメディアへの個別アプローチ
プレスリリースを一斉配信するだけでなく、自社の業界に詳しい記者や、働き方改革をテーマにしている番組ディレクターへ個別に連絡します。「受賞した社内報の実物をお持ちしますので、一度ご覧いただけませんか?」という提案は、非常に高い確率でアポイントにつながります。
ステップ5:二次利用による信頼性の定着
メディアに掲載されたら、その実績をさらに社内報やWebサイトで紹介します。「メディアからも注目される社内報を作っている会社」というブランディングは、採用活動においても強力な武器となります。

社内報活用におけるよくある誤解と注意点
受賞を目指す過程で、多くの実務者が陥りやすい罠があります。
- 「デザインが綺麗なら受賞できる」という誤解:見た目の美しさは要素の一つに過ぎません。最も重要なのは、読者の心を動かし、行動を変えたという「中身」と「成果」です。
- 「受賞が目的化してしまう」リスク:賞を獲るために従業員が置いてけぼりの内容になっては本末転倒です。あくまで「良い組織を作るためのツール」であることを忘れてはいけません。
- 「一度の応募で諦める」:コンクールの傾向を分析し、改善を繰り返すことで受賞率は上がります。CACOMPANYでは、取材可能性が低い場合は正直にお伝えしますが、改善の余地がある場合は徹底的に伴走します。

社内報の受賞を逃した場合の代替案
もしコンクールで賞を逃したとしても、落胆する必要はありません。広報視点では、以下のような「評価の作り方」も有効です。
- 「日本一尖った社内報」として自称する:特定のニッチな分野で突き抜けた内容にすれば、それは独自のニュースになります。
- 大学教授や専門家から推薦コメントをもらう:権威ある第三者に誌面を評価してもらうことで、受賞に匹敵する社会的証明を得られます。
- SNSでの反響を可視化する:社外に公開可能な範囲で発信し、多くの「いいね」やシェアを獲得することも、メディアにとっては立派な選定基準になります。
まとめ:社内報を「内輪の冊子」から「会社の資産」へ
社内報の受賞は、地方の中小企業が全国区の知名度を得るための、再現性のあるPR手法です。取材獲得率80%以上を誇るCACOMPANYでは、取材は偶然起きるものではなく、戦略的に設計できるものだと確信しています。
「いい社内報を作っている自負はあるが、どう外部にアピールすればいいか分からない」「今の社内報がメディアに通用するのか知りたい」という経営者・広報担当者の方は、ぜひ一度私たちの知見を頼ってください。露出で終わらせず、採用や売上、そして組織の強化につながるPRを共に作り上げましょう。
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