社会性と公益性の違いとは?取材獲得率80%超のPR設計術

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黒と白のストライプのシャツの女性の横に立っている黒のジャケットの男

社会性と公益性の違いを正しく理解することが取材獲得の第一歩です

メディア露出を目指す経営者の多くが、「自社の商品は社会の役に立つはずだ」と考えています。しかし、なぜか取材に結びつかない。その最大の原因は、社会性と公益性の違いを混同し、メディアが求める視点からズレてしまっていることにあります。結論から申し上げれば、社会性は「世の中の関心事や課題との接点」であり、公益性は「不特定多数の利益に資する客観的な価値」を指します。

株式会社CA CAMPANYでは、受注案件の取材獲得率80%以上を維持していますが、これは偶然ではありません。社会性と公益性を明確に切り分け、記者が「今、これを報じるべき理由」を設計しているからです。この違いを理解せずにプレスリリースを配信し続けると、単なる「自社商品の宣伝」と見なされ、メディアとの信頼関係を損ねるリスクがあります。本記事では、地方の中小企業が陥りやすい失敗を回避し、再現性のあるPRを実現するための手順を解説します。

社会性と公益性の定義と決定的な違い

まずは、PR設計において不可欠な2つの概念を整理しましょう。

  • 社会性:自社の事業や商品が、現代社会のトレンドや抱えている問題(少子高齢化、地方創生、DXなど)とどう関わっているかという「文脈」のこと。
  • 公益性:特定の個人や企業だけでなく、社会全体や地域住民など「不特定多数の利益」につながるという「実態」のこと。

社会性は「なぜ今、その話を聞く必要があるのか」というタイミングや動機を作り、公益性は「なぜ私たちがこれを報じる価値があるのか」という公共の電波や紙面を割く正当性を担保します。この両輪が揃って初めて、NHKや日経新聞といった全国メディアの取材対象として検討されるようになります。

社会性と公益性を履き違えた時に起こる3つの失敗

多くの経営者が良かれと思って発信している内容が、メディア側からは「宣伝」と受け取られてしまう典型的なパターンを紹介します。これらを回避することが、取材獲得への近道です。

1. 自社の利益を「社会の利益」と言い換えてしまう

「この商品が売れれば、みんなが幸せになる」という主張は、経営者としては正解ですが、PRとしては不十分です。メディアは、一企業の利益誘導に加担することを極端に嫌います。自社が儲かる仕組みの中に、いかに「社会課題の解決」が組み込まれているかを客観的に証明できなければ、公益性があるとは見なされません。

2. トレンドワードを並べるだけで実態が伴わない

SDGsや働き方改革といった社会性の高いキーワードを並べても、具体的なアクションや実績がなければ「便乗」と判断されます。株式会社CA CAMPANYが年間200社以上の相談を受ける中で、最も多いのがこのパターンです。言葉の定義を借りるのではなく、自社の活動がどう具体的に社会に寄与しているかのエビデンスが必要です。

3. ターゲットが狭すぎて公共性に欠ける

「特定の悩みを持つ人」だけに向けたサービスは素晴らしいものですが、そのままでは公益性が低いと判断されることがあります。その悩みが「日本全体で年間◯◯億円の損失を生んでいる問題」の一部であると定義し直すことで、初めてメディアが扱うべき公共のトピックへと昇華されます。

取材を設計する:社会性と公益性を組み込む5ステップ

取材は偶然起きるものではなく、設計できるものです。広報ゼロから自ら取材を獲得してきた実体験に基づく、再現性の高い手順を公開します。

ステップ1:解決したい「社会課題」を特定する

まずは自社の商品が、世の中のどのような不便や不満、不安を解消するものなのかを書き出します。この際、個人的な感想ではなく、統計データや公的な報告書に基づいた「社会の課題」と結びつけることが重要です。

ステップ2:受益者の範囲を広げて考える(公益性の検証)

その商品によって喜ぶのは、直接の購入者だけでしょうか。例えば、介護負担を減らすサービスであれば、受益者は「介護を受ける本人」だけでなく、「離職を防げる企業」や「社会保障費を抑制できる自治体」まで広がります。この広がりこそが公益性です。

ステップ3:第三者の評価やエビデンスを揃える

自画自賛は信頼を勝ち取れません。大学との共同研究、自治体との連携、あるいは先行導入したユーザーの具体的な変化など、客観的な事実を揃えます。株式会社CA CAMPANYでは、取材可能性が低い案件は事前にお断りすることがありますが、それはこのエビデンスが不足している場合です。

ステップ4:メディアの特性に合わせて切り口を変える

社会性を重視するメディア(テレビの報道番組など)には「今起きている現象」を強調し、公益性を重視するメディア(新聞の経済面など)には「産業への影響や未来への提言」を強調します。一つのネタでも、見せ方によって反応は劇的に変わります。

ステップ5:記者の「自分事化」を促す

記者がそのニュースを聞いた時に、「これは自分の家族や友人にも関係がある」「読者が知っておくべき権利がある」と感じる構成にします。社会性と公益性が高いレベルで融合すると、記者は「自分が書かなければならない」という使命感を持ってくれます。

よくある誤解:公益性が高ければ必ず取材されるのか?

「ボランティア活動や寄付をしているから公益性は高いはずだ」と考える方がいますが、それだけでは不十分です。PRにおいて重要なのは、その活動が「事業の本業とどう結びついているか」です。本業を通じた社会貢献こそが、持続可能性のある活動としてメディアに評価されます。一時的な善行よりも、事業構造そのものが社会を良くする設計になっているかどうかが問われます。

チェックリスト:あなたの発信には「社会性」と「公益性」がありますか?

プレスリリースを配信する前に、以下の項目をセルフチェックしてみてください。

  • 社会性のチェック:その話題は、今朝のニュースやSNSで話題になっている事柄と関連がありますか?
  • 社会性のチェック:その課題は、5年前や10年前ではなく「今」解決すべき理由がありますか?
  • 公益性のチェック:その情報が広まることで、自社にお金を払わない人にとっても有益なヒントがありますか?
  • 公益性のチェック:特定の企業の宣伝文句をすべて取り除いたとしても、ニュースとしての価値が残りますか?
  • 共通のチェック:中学生が聞いても、その活動が「世の中を良くするものだ」と理解できる平易さがありますか?

まとめ:露出の先にある「事業の成長」を見据えて

社会性と公益性の違いを理解し、正しく使い分けることは、単にメディアに露出するためだけのテクニックではありません。それは、自社の事業が社会においてどのような役割を果たすべきかを再定義するプロセスそのものです。取材獲得率80%以上という数字は、この本質的な問いに向き合い続けた結果に過ぎません。

メディア露出はゴールではなく、そこから生まれる信用を事業基盤の強化や売上増につなげることが真の目的です。広告やSNSの運用に限界を感じている経営者の皆様、一度自社の「社会性」と「公益性」を棚卸ししてみませんか。再現性のあるPR手法を身につけることで、属人化しない広報体制を構築することが可能です。

株式会社CA CAMPANYでは、テレビや新聞への取材を戦略的に設計するPR支援を行っています。もし、「いい商品があるのに、どう社会と結びつければいいか分からない」とお悩みであれば、ぜひ私たちの知見を活用してください。露出で終わらせず、成果に伴走するパートナーとしてサポートいたします。

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この記事を書いた人

手書きプレスリリース職人として、テレビ・新聞・Yahoo!ニュース等のメディア取材獲得を支援。年間 200 件以上の PR 相談、取材獲得率 80% 超。経営者向け壁打ち戦略会議 (月額顧問) も提供。

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