社内報コンテストで取材獲得!主要3大会の比較とPR戦略の設計術


社内報コンテストは「社内向け」で終わらせないのが正解
社内報コンテストでの入賞は、実は社内満足度を高めるためだけのものではありません。多くの経営者や広報担当者は「身内の表彰だから外部には関係ない」と考えがちですが、これは非常に大きな機会損失です。社内報コンテストの受賞実績は、第三者機関が「その企業の文化や情報発信の姿勢」を公的に認めた証であり、メディアにとっては「取材する価値のある、面白い取り組みをしている会社」という強力な裏付けになります。
結論から申し上げますと、社内報コンテストへの挑戦を「広報・PR戦略の起点」として設計することで、テレビや新聞などの全国メディアからの取材獲得率を飛躍的に高めることが可能です。株式会社CA CAMPANYでは、取材は偶然ではなく設計できるものと考えています。本記事では、実務者の皆様がどのコンテストを選び、どのようにメディア露出へ繋げるべきか、具体的な比較と手順を解説します。

主要な社内報コンテスト3選を徹底比較
日本国内には複数の社内報コンテストが存在しますが、それぞれ特徴や審査の基準が異なります。自社の目的(採用強化、メディア露出、社内浸透など)に合わせて最適な大会を選択することが、その後のPR設計をスムーズにします。
1. 社内報アワード(主催:ウィズワークス株式会社)
- 特徴:日本最大級の規模を誇り、400社以上の応募がある。審査員による詳細なフィードバックが特徴です。
- メリット:部門が細分化されており(紙、Web、動画、企画別など)、入賞のチャンスが多い。
- PR視点:「日本最大級のコンテストで入賞」という肩書きは、プレスリリースにおいて非常に説得力を持ちます。
2. 経団連推薦社内報(主催:一般社団法人日本広報センター)
- 特徴:歴史が長く、権威性が極めて高い。経営に資する広報活動としての側面が強く重視されます。
- メリット:「経団連」という名前が付くため、特に地方の地方紙や経済誌への信頼度が格段に向上します。
- PR視点:堅実な経営姿勢をアピールしたい企業に最適です。BtoB企業が信頼性を構築する武器になります。
3. 全国社内報企画コンペ(主催:株式会社ナナ・コーポレート・コミュニケーション)
- 特徴:企画の「切り口」や「面白さ」に焦点を当てた審査が行われる傾向にあります。
- メリット:ユニークな企画が評価されやすいため、話題性を重視するPR戦略と相性が良いです。
- PR視点:「こんな面白い社内報を作っている会社がある」という文脈で、バラエティ番組やWebメディアの特集を狙いやすくなります。

コンテスト入賞を「メディア取材」に変える3つの具体的ステップ
コンテストで賞を獲っただけでは、記者は動いてくれません。その実績を「社会的なニュース」に変換する設計が必要です。CACOMPANYが実践している、取材獲得率80%以上のノウハウを凝縮した手順を紹介します。
ステップ1:受賞の背景にある「社会課題」を言語化する
単に「金賞を獲りました」という報告ではなく、「なぜその社内報企画が生まれたのか」という背景を深掘りします。例えば、「地方の少子高齢化による人手不足を解消するために、若手社員の定着を狙った企画」が評価されたのであれば、それは立派な社会ニュースです。「社内報の受賞」を「社会課題に対する解決策の成功事例」として再定義してください。
ステップ2:受賞実績を軸にしたプレスリリースを配信する
受賞後すぐにプレスリリースを作成します。この際、以下の要素を必ず盛り込みます。
- コンテストの規模と権威性(「〇〇社が参加する中で上位〇%に選出」など)
- 審査員から評価された具体的なポイント(第三者の声として引用)
- その社内報が社内に与えた実数値の変化(離職率が〇%改善、など)
- 今後の展望(この発信力を活かして地域にどう貢献するか)
ステップ3:ターゲットメディアへの個別アプローチ(メディアキャラバン)
プレスリリースを配信するだけでなく、その内容に興味を持ちそうな記者へ直接連絡を取ります。経済部であれば「社内コミュニケーションによる生産性向上」、社会部であれば「独自の社内文化」というように、メディアの属性に合わせて切り口を変えるのがコツです。CACOMPANYでは、この「記者に届く切り口」の設計を最も重視しています。

取材獲得率80%を誇るCACOMPANY独自の「設計」視点
多くの中小企業が「うちにはニュースがない」と諦めてしまいますが、社内報コンテストへの入賞は、それ自体が立派なニュースの種です。CACOMPANYでは、年間200社以上のPR相談を受ける中で、「取材は偶然の産物ではなく、戦略的に設計できる」という確信を持っています。
例えば、ある地方の製造業様が社内報アワードで入賞した際、私たちは「単なる社内報の表彰」としてではなく、「DX化を進める中で置き去りにされがちな現場の声を、アナログな社内報で救い上げた物語」としてメディアに提案しました。結果として、複数の経済誌とテレビ番組での特集を獲得。これは、コンテストの結果を「点」で終わらせず、企業の成長ストーリーという「線」に繋げた結果です。
私たちは、取材可能性が低い案件については、正直にお伝えする誠実な姿勢を大切にしています。しかし、社内報コンテストの入賞実績がある場合、それは「設計」次第で化ける可能性が極めて高い、宝の山だと言えるでしょう。

実務者が陥りがちな「よくある誤解」と回避策
社内報コンテストを活用する上で、陥りやすい罠がいくつかあります。これらを事前に把握しておくことで、無駄なコストを抑え、成果を最大化できます。
- 誤解1:有名なコンテストでないと意味がない
知名度よりも「審査員の評価コメント」や「受賞理由」の具体性が重要です。たとえ小規模な大会でも、評価内容が社会的なトレンド(働き方改革、ウェルビーイングなど)と合致していれば、メディアは関心を持ちます。 - 誤解2:入賞したら勝手に取材が来る
どれほど素晴らしい賞を受賞しても、自分たちで発信しなければ世の中には存在しないのと同じです。受賞発表の当日にプレスリリースを打てるよう、事前に準備しておく必要があります。 - 誤解3:綺麗なデザインでないと入賞できない
近年のコンテストは、見た目よりも「目的の達成度」や「企画の独自性」を重視する傾向にあります。デザインに自信がなくても、内容で勝負できる大会は多いです。
コンテスト活用を最大化する代替案と補完策
もし、コンテストの時期が合わない場合や、惜しくも入賞を逃した場合には、以下のような代替案でPRを進めることも可能です。
- 自社独自の調査データ発表:社内報の制作過程で集まった「社員の意識調査」を統計データとして公開する。
- 制作秘話のストーリー化:「なぜこの社内報を作ったのか」というリーダーの想いをnoteやSNSで発信し、共感を呼ぶ。
- 他社との合同勉強会:同業他社と社内報の活用法について勉強会を開催し、「業界全体の活性化」という文脈でニュースを作る。
これらはコンテスト入賞に匹敵する、あるいは入賞実績を補完する強力な武器になります。大切なのは、常に「外部の視点」から自社の活動を眺めることです。
応募前に確認したい「戦略的チェックリスト」
コンテストに応募する前に、以下の項目をチェックしてみてください。これらが明確になっているほど、受賞後のPR効果は高まります。
- その社内報は、経営課題(採用、離職、理念浸透など)の解決に紐づいているか?
- 読者である社員から、具体的な変化や喜びの声(エピソード)が集まっているか?
- 受賞した際、どのメディア(テレビ、新聞、Web)に、どんな見出しで載りたいかイメージできているか?
- 受賞実績を、採用サイトや営業資料にどう反映させるか決まっているか?
- 万が一、入賞を逃した場合でも、その制作プロセスを資産として活用する準備があるか?
まとめ:コンテストを起点に事業基盤を強化する
社内報コンテストへの挑戦は、単なる「腕試し」ではありません。それは、自社の魅力を再発見し、社会に対して「私たちはこんなに素晴らしい組織です」と宣言するための戦略的なステップです。入賞実績という「客観的な評価」をレバレッジ(テコ)にして、メディア露出を狙い、企業の信用度を向上させ、最終的には採用力や営業力の強化に繋げていく。この一連の流れを設計することこそが、真の広報活動と言えます。
「いい商品やいい組織を持っているのに、認知度が上がらない」と悩んでいる経営者の皆様。その社内報には、まだ見ぬ取材のチャンスが眠っています。CACOMPANYでは、そのチャンスを確実に形にするための伴走支援を行っています。露出で終わらせず、事業の成果に直結するPRを一緒に作り上げましょう。
まずは、自社の社内報や取り組みがどれくらいの取材可能性があるのか、診断してみませんか?










