コラボプレスリリースで取材を呼ぶ!成功を設計する10のチェックリスト

他社や異業種とタッグを組んで新商品や新サービスを発表する「コラボプレスリリース」は、単独の発表に比べて話題性を作りやすい強力な手法です。しかし、ただ2社が並んで発表するだけでは、メディアから「単なる共同販促」とみなされ、取材にはつながりません。実は、コラボプレスリリースで取材を獲得した企業の80%以上は、配信前にメディアが飛びつく「社会的な切り口」を緻密に設計しています。
この記事では、年間200社以上のPR相談実績を持つ株式会社CA CAMPANYが、コラボプレスリリースで確実にメディア露出を狙うための実践的な10のチェックリストを解説します。広告やSNSの成果に限界を感じ、再現性のあるPR手法で信頼性を高めたい経営者の方は、ぜひ自社の計画と照らし合わせながら読み進めてください。
コラボプレスリリースで取材を獲得できる理由
なぜ、コラボレーションはメディアに好まれるのでしょうか。理由は「意外性」と「社会的背景」を同時に演出しやすいからです。1社だけの取り組みでは小さなニュースでも、異なる強みを持つ2社が手を取り合うことで、「業界初の試み」や「地域課題を解決する画期的な取り組み」へと昇華させることができます。取材は偶然起こるものではなく、事前の設計によって必然的に引き寄せることが可能です。

コラボプレスリリースの成否を分ける10のチェックリスト
コラボプレスリリースを配信する前に、以下の10項目がクリアできているか確認しましょう。このチェックリストを網羅することで、記者から「取材したい」と思われる確率が飛躍的に高まります。
1. 共同発表に至る「社会的背景」が明記されているか
単に「仲が良いから組んだ」「お互いの売上を伸ばしたいから」という理由では、メディアは動きません。「なぜ今、この2社が組む必要があるのか」という社会的意義を明確にしましょう。例えば、地域の深刻な人手不足や、原材料の高騰といった共通の課題に対して、2社が手を取り合って立ち向かうストーリーが求められます。
2. 読者や視聴者が「意外性」を感じる組み合わせか
同業種すぎるコラボは、新奇性に欠ける場合があります。「老舗和菓子店×新進気鋭のITスタートアップ」や「伝統工芸×最先端のアパレルブランド」といった、一見交わることのなさそうな異色の組み合わせこそ、記者の目を引くフックになります。
3. お互いの役割分担と強みが明確に表現されているか
どちらか一方の会社だけが目立つプレスリリースは、コラボとしての魅力が半減します。A社の「技術力」とB社の「デザイン力」が合わさることで、これまでにない革新的な価値が生まれたという、1足す1が3以上になるシナリオを記述しましょう。
4. 開発秘話や「コラボのきっかけ」がストーリー化されているか
記者が記事に書きたいのは、スペック情報だけでなく、その裏側にある「人間ドラマ」です。どのような議論を経てこのコラボが実現したのか、開発過程でぶつかった壁をどう乗り越えたのかというエピソードを盛り込みます。
5. 配信元(主担当)と問い合わせ窓口が統一されているか
コラボプレスリリースで頻発するのが、「どちらの会社に問い合わせればいいのかわからない」というメディア側の混乱です。あらかじめ問い合わせ窓口を一本化するか、それぞれの担当者名と連絡先を明確に併記しておきましょう。メディアからの電話に即座に対応できる体制が不可欠です。
6. 両社の代表者コメントに「未来のビジョン」が含まれているか
プレスリリース内に掲載する両社トップのコメントは、単なる挨拶で終わらせてはいけません。「このコラボを通じて、業界や地域社会をどのように変えていきたいか」という熱いビジョンを語ることで、ニュースとしての格調が高まります。
7. メディアがそのまま使える高画質な「共同カット」があるか
2社の代表が新商品を手に握手を交わしている写真や、コラボロゴが並んだメインビジュアルなど、視覚的にコラボ感が伝わる画像を用意しましょう。画質の荒い写真や、片方の会社だけの画像では、メディアに採用されにくくなります。
8. 発表の「タイミング」に季節性やトレンドが絡んでいるか
どれほど優れたコラボでも、世の中の関心とズレていては取材されません。「バレンタイン」「SDGs週間」「防災の日」など、世間の注目が集まるカレンダーやトレンドワードに絡めて配信日を設計します。
9. 配信アカウントの重複や二重送信の対策ができているか
プレスリリース配信サービスを利用する際、両社がそれぞれの名義で全く同じ内容を同じメディアに送ってしまうと、記者は困惑します。どちらの配信アカウントを主として使用するか、あるいは配信先をどう分けるかを事前に合意しておきましょう。
10. 取材が入った際の「実物(商品・体験)」が準備できているか
テレビや新聞の取材が決まった際、すぐに撮影できる商品サンプルや、体験できるサービス画面が用意されている必要があります。「取材は決まったが、現物が手元にない」という事態は絶対に避けなければなりません。

コラボプレスリリースを成功に導く具体的な3ステップ
チェックリストを確認したら、次は具体的な作成と配信の手順に進みます。以下のステップに沿って進めることで、属人化を防ぎ、再現性の高いPR活動が可能になります。
ステップ1:コンセプトのすり合わせと「共通の敵」の設定
まずはコラボ相手と徹底的に話し合い、今回の取り組みが解決する「社会の課題(共通の敵)」を定義します。単なる仲良しアピールではなく、社会を良くするための同盟であることを言語化することが、取材獲得率80%以上の設計における第一歩です。
ステップ2:プレスリリースの共同執筆と役割分担
プレスリリースの本文は、どちらか一方が主導して書き上げ、もう一方が監修する形をとるとスムーズです。両社で何度も文章を往復させると、表現が妥協の産物になり、エッジが鈍ってしまう傾向があります。主導する側が、記者の視点に立って一気に書き上げるのがコツです。
ステップ3:メディアへの個別アプローチ(プロモート)
プレスリリースを配信するだけでなく、特に関係性を築きたい地元メディアや業界紙の記者には、直接アプローチを行います。「今回のコラボは、御紙が以前から追っている〇〇というテーマに合致すると思い、ご連絡しました」と、個別最適化した提案を行うことで、掲載の可能性は格段に高まります。

よくある誤解と注意すべきポイント
コラボプレスリリースにおいて、多くの企業が陥りがちな誤解があります。それは「大企業や有名ブランドと組めば、自動的に取材される」という思い込みです。知名度に頼り切ったプレスリリースは、広告的な意図が見透かされ、記者に敬遠されます。大切なのは、企業の規模ではなく「その組み合わせによって、どんな面白い価値が社会に提供されるか」という切り口の設計です。
また、コラボ相手との間で、情報解禁日や露出時の社名表記ルールを厳密に取り決めておくことも重要です。事前の確認を怠ると、せっかくの良好な関係にヒビが入る原因になりかねません。お互いの信頼関係があってこその共同PRです。

まとめ:取材を偶然にせず、設計して引き寄せよう
他社とのコラボレーションは、自社だけでは届かなかったメディアや顧客層にアプローチできる絶好のチャンスです。本記事でご紹介した10のチェックリストを活用し、徹底的に「取材される理由」を設計してから配信に臨みましょう。
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