コーポレートプロファイル英語作成術|海外メディア取材を設計する5手順


英語のコーポレートプロファイル作成で陥る「翻訳の罠」とは
海外展開を見据えた地方の中小企業や、技術力に自信があるものの認知度が上がらない事業者が、まず着手するのが英語のコーポレートプロファイル(企業概要)作成です。しかし、多くの経営者が「日本語の会社案内をそのまま英訳すればいい」という大きな誤解を抱いています。結論から申し上げますと、単なる翻訳では海外メディアの取材を獲得することはできません。
海外の記者やビジネスパートナーが求めているのは、企業の沿革や代表の挨拶を直訳した文章ではなく、その企業が「グローバルな社会課題に対してどのような価値を提供しているか」という客観的なファクトと設計されたストーリーです。株式会社CA CAMPANYでは、取材は偶然ではなく設計できるものと考えています。受注案件の取材獲得率80%以上を誇る私たちの視点から、世界に通用するコーポレートプロファイルの作成手順を詳しく解説します。

手順1:グローバルな社会的文脈(Context)を定義する
英語のコーポレートプロファイルを作成する際、最初に行うべきは「自社の事業が世界のどの課題を解決しているか」という文脈の定義です。日本国内では当たり前の価値観も、一歩外に出れば説明が不足しているケースが多々あります。
- SDGsやESGへの寄与を具体化する:「環境に優しい」という抽象的な表現ではなく、どの数値をどれだけ改善したかを明文化します。
- 地域性と独自性の掛け合わせ:「日本の地方にある中小企業」という事実は、海外から見れば「独自の伝統技術を継承する希少な存在」という強みに変わります。
- マーケットにおける立ち位置:競合他社と比較して、何が唯一無二なのかを「Only One」の視点で記述します。
CACOMPANYでは、年間200社以上のPR相談を受ける中で、この「文脈の再定義」を最も重視しています。自社の強みを客観的に把握できていない経営者の方も多いですが、外部の視点を入れることで、海外記者の目に留まる切り口が見つかります。

手順2:海外記者が好む「逆三角形型」の構成を組む
英語圏のメディア関係者は、膨大な情報の中から瞬時に価値を判断します。そのため、コーポレートプロファイルの構成は、最も重要な結論を冒頭に持ってくる「逆三角形型(Inverted Pyramid)」が鉄則です。
エグゼクティブ・サマリーの設置
冒頭の3〜5行で、会社が何者であり、何を目指しているのかを完結にまとめます。ここで「読む価値がある」と思わせなければ、その先を読んでもらえることはありません。
ミッションとインパクトの明示
「Our Mission」として、単なる利益追求ではない社会的な存在意義を示します。特に英語圏では、企業が社会に対してどのようなインパクト(影響)を与えているかが、取材の判断基準として非常に重視されます。

手順3:信頼性を担保する数値データとファクトの整理
「いい商品です」「高い技術力があります」という主観的な表現は、英語のプロファイルでは信頼を損なう原因にもなり得ます。事実(ファクト)をベースにした記述を徹底しましょう。
- 具体的な実績数値:創業年数、従業員数、取引先数、特許取得数、売上成長率などを具体的に記載します。
- 第三者評価の掲載:受賞歴やメディア掲載実績(NHKや日経など)は、海外でも強力な社会的証明(Social Proof)となります。
- ケーススタディの活用:実際に顧客がどのような課題を解決したか、Before/Afterを数値で示すことで、再現性のあるソリューションであることを証明します。
CACOMPANYが取材獲得率80%以上を維持できている理由は、こうした「言い逃れのできないファクト」を戦略的に配置し、記者が記事を書きやすい素材を提供しているからです。取材可能性が低い案件は事前にお断りするという誠実な姿勢も、このファクト重視の考え方に基づいています。

手順4:英語圏のビジネス慣習に合わせた用語選定
日本語特有の曖昧な表現をそのまま英語にすると、意味が通じないだけでなく、稚拙な印象を与えてしまいます。プロフェッショナルな印象を与えるための用語選定が必要です。
例えば、「頑張ります」や「誠意を持って」といった精神論は避け、










